2010年6月15日(火)「しんぶん赤旗」
民主、予算委開催を撤回
国対委員長会談 穀田氏が強く批判
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民主党の樽床伸二国会対策委員長は14日の与野党国対委員長会談で、同氏が10日の同会談で示した衆参の予算委員会を16、17日に1日ずつ開くという提案を撤回し、予算委質疑を行うことなく、国会を会期末の16日に予定通り閉幕すると一方的に通告しました。
会談で樽床氏は、野党側が「政治とカネ」の問題で小沢一郎前民主党幹事長らの証人喚問などを求めた与野党書記局長・幹事長会談(11日)が「決裂」したことで、「協議調わず」と判断したとして、提案撤回の挙に出ました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は会談直後、記者団に対し、民主党の対応について、「首相交代など、与党の都合で政治空白がつくられたことへの何の反省もない。予算委の日程協議とは別に、『政治とカネ』の問題を書記局長・幹事長会談で協議しようと提起したのは民主党だ。この問題での協議が折り合わなかったからといって予算委員会まで開かないというのは言語道断だ」と厳しく批判しました。