2010年6月17日(木)「しんぶん赤旗」
「政治変えた」
障害者自立支援法改定案廃案受け集会
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障害者や関係者らは16日、国会前で集会を開きました。14日から連日、数百人規模で障害者や家族などが集まり国会議員要請や集会を行いました。
「障害者自立支援法『改正』法案をぜったいに廃案にしよう!」と朝からの行動。夕方、「改正」案が廃案になると、「『廃案を求める集会』から『勝利集会』に切りかえます」と司会者の喜びの声が響きました。
日本共産党の小池晃参院議員が「みなさんの連日の運動の成果です」と訴えると、大きな拍手が起きました。
日本障害者協議会理事の太田修平さんが「市民が政治を変えることを証明した」と強調し、引き続き運動を強化することを確認しました。
集会の前半では、「改正」法案に対する批判の声が相次ぎました。
難病や長期慢性疾患の患者は、障害者施策の対象ではありません。自身が1型糖尿病を抱える西田えみ子さん(難病をもつ人の地域自立生活を確立する会)は「当事者の声を無視した『改正』案は認められない。いつでも誰でも困っている人が使える制度にしてください」と訴えました。
「いまだに利用料の1割を負担している利用者が4人もいます」と語気を強めるのは、「のびのび共同作業所 大河」の青柳浩二施設長です。「選挙で自立支援法は間違いだったと意思表示して、弱者の立場をわかってもらえる社会にしよう」
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