2010年6月17日(木)「しんぶん赤旗」

新卒者の就職難打開急いで

穀田・宮本氏、文科相に要請


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(写真)川端文科相(左)に申し入れる宮本(中央)、穀田両衆院議員=16日、国会内

 日本共産党の穀田恵二、宮本岳志両衆院議員は16日、国会内で川端達夫文部科学相と会い、「新卒者の就職難打開、とりわけ就職活動のルールづくり」と「芸術・文化への公的助成の抜本的拡充・改善」を申し入れました。

 就職難打開の申し入れは、4月に日本共産党が「新卒者の就職難打開へ―社会への第一歩を応援する政治に」と題する政策を発表したことを受けたもの。学業と両立でき、学生の不安を軽減する就職活動のルールをつくることや、奨学金の返済猶予の拡充はじめ、就活する学生への経済支援をおこなうことなどを求めています。

 芸術・文化に関しては、芸術助成の中心である重点支援事業を3年で2分の1に縮減する文科省の計画を撤回し、さらに拡充することをはじめ、芸術・文化の発展につながるよう助成のあり方を改善することなどを求めています。これは党議員団と芸術・文化団体との懇談を受けたものです。

 申し入れで宮本氏は、就職活動の経済的支援からも給付制奨学金創設を検討するよう主張。川端文科相は「給付制奨学金については念頭に起きたい」「(芸術活動への支援について)口蹄(こうてい)疫を理由に学校での芸術公演が中止になっていると聞く。重く受け止めたい」と述べました。





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