2010年6月18日(金)「しんぶん赤旗」
党首討論の積極的開催を
日本共産党が各党に申し入れ
志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は17日、党本部で記者会見し、同日、参院選(24日公示、7月11日投票)に向けた党首討論会の積極的な開催を行うよう党中央委員会として各政党に申し入れ(全文)たことを発表しました。
各党 「賛成」「実現へ努力」
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志位氏は、昨年の総選挙で政権が交代して以降、初の国政選挙となる参院選で「各党はどういう日本をめざすのかという大きな道筋をそれぞれ堂々と示し、国民の前でしっかり争点を明らかにすることが当然の責任となっています」「その際、わけても各党の代表である党首が参加する党首討論会で争点を国民の前に鮮明にすることが重要です」と指摘しました。
その上で、申し入れの2点―(1)日本記者クラブ主催、NHKと各民放放送局主催の党首討論会を公示前・公示後の適切な時期にそれぞれ複数回ずつ実施する(2)各党実務者による適切な会合、協力・連携で党首討論会の積極的な開催に向けた努力を開始する―を紹介しました。
志位氏は、申し入れに対し各党代表から前向きな回答が返ってきたことをあげ、「立場が違っても国民の前で堂々と論戦するのは民主主義の基本であり、ぜひ実らせたい」「政党間で話し合いをもって合意を得れば、メディアに対して要請していきたいと考えています。超党派の連名で要請できれば一番いいと考えています」と話しました。
会見に先立ち、日本共産党の穀田恵二国対委員長と植木俊雄広報部長が、国会内の各党控室を訪れ、国対委員長に申し入れ書を手渡し懇談しました。
申し入れで各政党は、「趣旨はよく分かり努力したい。幹事長に伝えます」(民主・樽床伸二氏)、「大賛成です」(国民新・下地幹郎氏)、「至極当然です。総裁に伝えます」(自民・川崎二郎氏)、「賛成です。どうしたら実現できるのか。一緒に努力しましょう」(公明・漆原良夫氏)、「私は大賛成。党首と幹事長に伝えます」(社民・照屋寛徳氏)、「願ってもないこと。実現にむけ力を合わせましょう」(みんな・山内康一氏)などと答えました。