2010年6月25日(金)「しんぶん赤旗」
ルールある経済社会を
ニコニコ動画・番組 山下氏が出演
日本共産党の山下芳生参院議員は23日、インターネット動画サイト「ニコニコ動画(9)」の特別番組「2010参院選 各党マニフェスト発表! 〜わが党は日本をこう変える〜」に出演しました。山下氏は、大企業の利益と内部留保が国民の暮らしと経済に還元されるルールある経済社会を日本共産党は目指していることなどを説明しました。
消費税増税について山下氏は「菅首相は10%と言及したが、暮らしを壊すことになるのは間違いない。所得の低い人ほど負担が重くのしかかる消費税は、究極の弱いものいじめの税金。消費税を倍に上げ、弱いものいじめを倍にする」と批判。法人税の減税とセットであり、社会保障や財政再建のためではなく大企業の減税の穴埋めが狙われていることを指摘し共産党は反対であることを強調しました。
司会の政治ジャーナリスト・角谷浩一氏は「山下さんのおっしゃる通り。(増税の)目的がはっきりしない。お金がないところに10%となれば、買い物をあきらめる人も出てくる」と応じました。
山下氏は、菅首相が普天間基地問題で「県内移設」を推進することを真っ先にオバマ大統領に電話会談で伝え、財界の意向に沿う形で法人税減税や労働者派遣法の骨抜き改定を行おうとしていることに触れ、「菅さんは鳩山さん以上に財界・アメリカの要求に忠実に政治をやろうとしている。そこから新しい政治は生まれないし、国民の願いに応えることはできない」と語りました。