2010年7月27日(火)「しんぶん赤旗」
日本郵政に山下議員が要請
希望者全員を正社員に
応募者への4段階評価やめよ
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日本共産党の山下芳生参院議員は26日、日本郵政グループで働く非正規雇用社員の10万人を正社員化するにあたって、郵政グループから進ちょく状況の説明を受け、希望者全員が正社員として採用されるべきだと要望しました。
郵政グループは、5月に勤続3年以上で、週所定労働時間が30時間以上という応募要件を発表。6月には「週所定労働時間が30時間に満たない場合(20時間以上に限る)であっても、長期にわたり勤務しており、上記要件に準ずると所属長が求める場合には、応募できる」と要件を緩和しています。現在、正社員への応募者数は3万4098人です。
このなかで山下議員は、応募者に対し所属長が事前に、「是非正社員に登用すべきと考える」「登用の可否は一次・二次審査の結果次第と考える」「正社員に登用できる水準にあるか判断に迷う」「正社員に登用できる水準にないと考える」と、4段階の評価をおこなっていることを批判、「所属長の恣意(しい)的な判断、ふりわけにならざるをえない。これはやめるべきだ」と求めました。亀井静香前金融・郵政改革担当相の国会答弁通り、希望者全員が正社員になれるようにすべきだと訴えました。