2010年7月29日(木)「しんぶん赤旗」
参院国対会談
井上氏らの批判に 民主「真摯に反省」
参院の与野党国対委員長会談が28日、開かれ、参院正副議長の選出などについて協議しました。
参院議長について、民主党は、慣例に従い第1会派である同党からの選出を提案。秋の国会では予算委員会の前に決算委員会を開く考えをのべました。
野党側から、先の通常国会で、菅直人首相らに対する問責決議案を本会議で採決せず閉会したことに謝罪を求める意見が出されましたが、民主党は「対応に問題はなかった」と拒否しました。
日本共産党の井上哲士参院国対委員長は、「『議長は第1会派、副議長は第2会派から選出する』という慣例は、大会派が民主的運営に責任をもち、そうした運営を行うためにある。民主党はまず、前国会の最終盤での乱暴な運営に反省を示さなければならない」と指摘しました。
その後、再度開かれた会談で民主党の平田健二参院国対委員長は「通常国会会期末にあたり、必ずしも公平・公正とは言いがたい運営を行ったことについて、国対委員長として真摯(しんし)に反省し、直近の民意を反映し、今後このような運営を行わない」と言明。これを受け野党側は29日に改めて国対委員長会談を開き、対応をまとめることになりました。
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