2010年7月29日(木)「しんぶん赤旗」
「激甚災害指定して」
高橋議員ら 豪雨被災地を調査
鹿児島
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日本共産党の高橋ちづ子議員ら衆院災害対策特別委員会(五十嵐文彦委員長)の委員ら14人が28日、集中豪雨で被災した鹿児島県霧島市と南大隅町の現場を調査し、「激甚災害指定を」など、地元自治体からの要望を聞きました。
同県では今年、梅雨期の降水量が平年の1・5倍から2・9倍を記録。3日未明からは、局地的に1時間に120ミリを超える集中豪雨に見舞われました。
霧島市と湧水町では崩れた土砂などで女性2人が死亡。県内では、住家全壊3、床上浸水21、床下浸水134の被害が出ました。
一行が調査した霧島市の県道国分・霧島線では道路が全長60メートル、高さ約20メートルにわたって陥没。運転手など6人は、転落寸前に市民や消防隊員の決死の救助で大惨事を免れました。
コンクリートの壁面やアスファルトが無残に崩壊し、4台の車が玩具のように折り重なった惨状に一行から「おー」と驚きの声があがりました。
午後からは、土石流が頻発し、50世帯、91人が避難生活をつづける南大隅町の現場を調査。被災者を激励し要望を聞きました。
この調査を踏まえ同委員会は29日に質疑をおこない、高橋議員も質問に立ちます。
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