2010年7月30日(金)「しんぶん赤旗」
家「半壊」も支援検討
豪雨被害 高橋議員に担当相
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日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は29日、衆院災害対策特別委員会で、豪雨被害を受けた山口県山陽小野田市と九州地方の被害状況を示し対策を求めました。
高橋氏は冒頭、この間の豪雨被害の犠牲者、被災者へのお悔やみとお見舞いを述べ、26、27の両日、山陽小野田市と北九州市に入り現地を視察したことを紹介。災害救助法適用となった山陽小野田市について「被災者生活再建支援法の適用もあるのか」と質問しました。
中井洽防災担当相は「その通りだ」と答えました。
高橋氏は被災者生活再建支援法が適用されない場合でも独自に支援を行った自治体に対し、特別交付税で支援した実績を質問。この3年間で中国・九州北部豪雨での山口県の1件だけでした。
高橋氏は内陸地震の岩手など、22都道府県が独自支援をしているのに、たった1件では少なすぎると指摘。小川淳也総務大臣政務官は「質問の趣旨についてはごもっとも。十分に受け止めなければならない」と述べました。
高橋議員は山陽小野田市の壁が崩れ、床も抜けた住居の写真パネルを示し、「これだけ甚大な被害でも実際には『半壊』がやっと。もっと踏み込んで支援すべきではないのか」と迫りました。
中井担当相は「『半壊』だって実際にはこれ以上住めない」と述べ、「8件の『半壊』があると聞いているが、一生懸命お手伝いできるように頑張ります」と答えました。
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