2010年7月31日(土)「しんぶん赤旗」

超党派で阻止しよう

比例削減問題で市田書記局長

憲法集会


 日本共産党の市田忠義書記局長は30日、国会内で開かれた「憲法を生かそう! 院内集会」であいさつし、差し迫った問題として衆院比例定数80削減問題を取り上げ、「超党派で阻止しよう」と呼びかけました。

 市田氏は、民主党がマニフェストで公約し、枝野幹事長が比例定数削減を実施する法案の提出を表明するなか、比例定数削減に反対しているのは共産党だけでなく、公明、社民も反対と指摘。さらに、自民党の石原伸晃衆院議員もテレビ討論で「少数政党に不利な比例の部分だけを削るのは反対」(6月26日)と発言し、みんなの党の渡辺喜美代表も「比例だけ削減するとかいうのは駄目です」(6月12日)とのべていることを紹介。市田氏は、多様な民意を正確に反映し、少数意見を尊重しながら審議をつくすのが議会制民主政治の真髄だと強調しました。比例定数が削減されれば、国民の多様な意見は無視されると力を込めました。

 市田氏は、国民の多様な声を押しつぶす「比例代表削減」に「党派の違いを超えて立ち向かおう、超党派で阻止しよう」と訴えると、参加者から大きな拍手が起きました。





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