2010年8月23日(月)「しんぶん赤旗」
住民と共同したたかおう
自治労連が定期大会開催
山下議員あいさつ
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日本自治体労働組合総連合(自治労連)の第32回定期大会が22日、広島市内で始まりました。24日までの3日間の日程です。
野村幸裕委員長があいさつし、民主党政権がすすめる「地方主権改革」について、住民を主権者から「参画」者に後退させるものと批判、住民と共同したたたかいの重要性を強調しました。公務員に対する厳しい攻撃や職場の状態悪化のなかで、官製ワーキングプア告発による非常勤職員の労働条件引き上げの運動などが各地の職場でとりくまれ、要求を実現していると指摘。仕事と職場を語る「対話と提言」運動を強め、自らの要求は自らの行動で実現する組合づくりを訴えました。
山口祐二副委員長が運動方針案を提案。(1)憲法を生かし、「核兵器のない世界」、米軍基地撤去と日米安保条約廃棄の運動をすすめる(2)消費税によらない社会保障の抜本改善、働くルールの確立で貧困と格差をなくし、公契約法・条例制定の運動を強化する(3)仕事と職場を語る「対話と提言」運動を本格的にすすめ、「地域主権改革」の抜本見直しを迫る(4)労働基本権確立の課題を軸に、人員増・賃金権利の改善などを求め、雇用の安定と均等待遇の実現をめざす「誇りと怒り」の大運動を推進する(5)いっせい地方選挙で民主的自治体の建設をめざす―ことを報告しました。
討論では、指定管理者制度とのたたかい、住民サービスを守るとりくみなど、活発な発言が相次ぎました。
全労連の小田川義和事務局長、日本共産党の山下芳生参院議員らが来賓あいさつしました。