2010年9月2日(木)「しんぶん赤旗」
閉会中審査 直ちに
野党国対会談 早期国会開催も一致
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日本共産党、自民党、公明党、みんなの党、たちあがれ日本の野党5党は1日、国会内で国対委員長会談を開き、深刻化する円高不況や米軍新基地建設問題などに対する閉会中審査を衆院の関連委員会で直ちにおこなうとともに、臨時国会を早期に開くよう与党に求めることで一致しました。即日、民主党の樽床伸二国対委員長に対し申し入れを行いました。
参院では、農林水産、文教科学、国土交通、財政金融、外交防衛の5委員会で閉会中審査を行うことが、すでに与野党間で合意されています。
席上、日本共産党の穀田恵二国対委員長は「今日の国民的課題についての現状を正しく認識することが重要だ」と指摘。円高にともなうコスト削減で中小企業が打撃を受けるなど、国民生活を守ることは急務であり、沖縄・米軍普天間基地の「移設」計画が県民をないがしろにしたまま推進されようとしている問題などについて政治がどう対応していくのかが問われていると述べ、予算委員会を含む関連委員会で議論すべきだと強調しました。
会談で5党は、民主党代表選終了後、速やかに臨時国会を開くよう求めていくことでも一致しました。
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