2010年9月9日(木)「しんぶん赤旗」
鈴木宗男被告 実刑確定へ
司法の判断当然 市田氏指摘
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日本共産党の市田忠義書記局長は8日、国会内で記者会見し、受託収賄罪などに問われた衆院議員・鈴木宗男被告が、最高裁上告の棄却によって収監される見通しとなったことについて、「国務大臣の権限と地位を利用して賄(わい)賂(ろ)をもらうのは、国会議員として最も恥ずべき犯罪行為であり、司法の判断は当然だ」と述べました。
市田氏は、「『政治とカネ』の問題が後を絶たない。国会として賄賂罪の刑をもっと重くするとか、根底に横たわっている企業・団体献金の禁止に踏み切るべきだ」と表明しました。
さらに民主党の責任についても言及。「鈴木氏については衆院が全会一致で偽証告発を決め、逮捕許諾請求の受諾や議員辞職勧告決議も行っていたのに、民主党は、衆院外務委員長に指名し、永年在職議員の表彰を受けることを推進した。その責任も問われている」と指摘しました。