2010年9月14日(火)「しんぶん赤旗」
地域の力 どう強くする
宮本衆院議員が日青協会長と対談
|
日本共産党の宮本岳志衆院議員は12日、東京都内の日本青年館で開かれた日本青年団協議会主催の討論会「地域社会活性化について」に参加し、同協議会の吉田恵三会長と対談しました。
当初、主要政党と全国青年団による討論会の予定でしたが、日本共産党以外の政党の参加が得られず、両氏の対談となりました。同協議会執行部、各県青年団代表者らが熱心に耳を傾けました。
宮本氏は吉田氏の質問に答え、地元・大阪府岸和田市で世話役として参加している「だんじり祭」の取り組みを紹介。祭にかかわって子ども会、青年団、組、若頭、世話人など世代ごとの団体が組織され、これが活力となり町を支えていると話しました。
そして、大企業が栄えればそのおこぼれが地域に滴り落ちるという「根拠のない神話」を批判。「地域を良くするためには大企業を誘致するのではなく、『だんじり祭』や青年団のような、地域の力をどう強くするかが重要」と強調しました。
会場からの質問に答え、最後に日青協へのメッセージを求められた宮本氏は、「今ほど若者が大事にされていない時代はありません。社会のありように目を向けないと未来は開けません。今の若者に何か不足しているのではない。今の社会に不足しているものがあるのです」と語りました。若者の要求に応える青年団のいっそうの発展への期待を表明すると、大きな拍手に包まれました。
■関連キーワード