2010年9月19日(日)「しんぶん赤旗」
米価下落に緊急対策を
農民連近畿ブロック 農政局と懇談
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近畿2府4県の農民連でつくる農民運動全国連合会近畿ブロック(原弘行代表)は17日、近畿農政局(京都市)を訪れ、米価下落対策で懇談し、緊急対策を求めました。原代表をはじめ農民ら16人が参加。鈴木秀・食料部計画課課長補佐らが応対しました。
懇談では、「JAの10年産米概算金(予想販売価格から流通経費を差し引いた仮払金)が、昨年の6475円から、今年は5000円(コシヒカリ1等30キロ)になった。コンバインやトラクター代の支払いができない」(京都)など、米価暴落の実態や影響が次々と出されました。
猛暑で1等米がほとんど取れず、いっそうの減収を強いられていることも各府県から報告されました。
また続けられる農業へ政府が責任を果たすよう求める発言が相次ぎました。
参加者は▽緊急に40万トンの備蓄米買い入れを前倒し実施する▽過剰米を主食の流通から隔離する―の2点を求める農水大臣あて要請書を手渡しました。