2010年9月29日(水)「しんぶん赤旗」
年金・保育所・医師不足
穀田・小池氏が各党と議論
テレビ番組
日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員と小池晃政策委員長・前参院議員は27日放映のテレビ朝日系「TVタックルSP」に出演し、各党の国会議員らと議論しました。
年金問題などがテーマとなった第1部の冒頭、スタジオ参加した市民50人への押しボタン式アンケートでは、「菅改造内閣に期待する」は10人にとどまりました。「共産党に政権を取ってほしい」と答えた人が13人と表示されると、スタジオがどよめきに包まれました。穀田氏は「ありがとう、がんばります」とのべました。
穀田氏は、この10年間に労働者の賃金が減らされる一方で資本金10億円以上の大企業のもうけや役員報酬は2倍になったことにふれ、「総選挙と参院選を経て、国民の気持ちは自民党政治を変えたいけど変わっていない、暮らしがよくなっていないということだと思う」とのべました。
国民年金の給付額について運送業の男性らから「月額5、6万円では暮らせない」と怒りの声が続出。穀田氏は「25年丸々保険料を納めないと受給できない制度をやめ、せめて10年で受給できるようにしようと、2009年の総選挙の時には他党のみなさんもいったんです。約束したことはやらないと政治への信頼は勝ち得ない。この番組でも一致したのだからやりましょう」と各党に呼びかけました。
第2部で保育所に入れない待機児童問題がテーマとなり、小池氏は民主党議員に「子ども手当に2兆6000億円も使うお金があるんだったら10万人分の保育園は1400億円あればできる。何ですぐにやらないのか」と迫りました。
市民からは「お金より保育所がほしい」(40歳の母親)、「2歳の子が保育所に入れない。おなかにいる2人目が生まれたらどうしたらいいのか。子ども手当をもらっても扶養控除が廃止されて違った面で税金を取られるのは納得できない」(24歳の母親)との声が上がりました。
医師不足の問題では、日常的に36時間勤務をしている医師から医療体制確立のために診療報酬の引き上げを求める声が。小池氏は「医師不足は深刻だ。外科医の6割は当直明けで手術をしている」と指摘しました。
自民党の大村秀章衆院議員の「医学部定員を増やしたのはわれわれだ」との発言を、別の医師は「自民党は医者は余ってるといってきた」と批判しました。
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