2010年10月3日(日)「しんぶん赤旗」
誰もが受けられる医療
難病患者ら署名を訴え
東京
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日本難病・疾病団体協議会(JPA)は2日、北海道、東京、大阪など全国各地でいっせい街頭署名行動に取り組みました。
現在、数千種類ある難病のうち、治療費が国の制度で助成される特定疾患は56疾患のみ。JPAは、すべての国民が安心できる医療と福祉の社会を目指して、難病、長期慢性疾患、小児慢性疾患の総合対策を求めています。100万人以上の署名提出を目指しています。
この日、東京都中野区のJR中野駅前の宣伝には13疾病団体20人が参加。全国多発性硬化症友の会の山元美奈子さんは「一刻も早く難病制度を拡充して、誰もが安心して福祉や医療を受けられる社会に」と訴えました。
ビラを配る全国パーキンソン病友の会事務局の一樋(いちひ)義明さん(69)は「医薬の開発は進んでいるが、一人ひとりの薬の症状が違います。パーキンソン病に研究費を増やしてほしい」と話しました。
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