2010年10月24日(日)「しんぶん赤旗」
人権・命守れ 運動さらに
自立支援法「延命」化を批判
障害者新制度へ当事者議論
きょうされん大会
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障害者の作業所やグループホームでつくる全国組織「きょうされん」の第33回全国大会が23日、福岡市で2日間の日程で始まりました。全国から集まった約2400人の参加者を歓迎して、障害者とボランティアが、明るく元気な歌と踊りを披露。熱い掛け声が会場中に響きわたりました。
障害者問題は、この間の運動で新たな段階に入っています。障害者自立支援法違憲訴訟団と国との基本合意を踏まえ、政府内に設置された障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会で障害者施策を全体的に見直す議論が進んでいます。一方で自立支援法を「延命」させる改定案を再上程する動きがあります。
きょうされんの西村直理事長は、切り開いてきた前進を無駄にさせない今後の運動を呼びかけました。
藤井克徳常務理事が、障害者家族の介護状況と負担についての実態調査を報告。母親が介護を一手に引き受ける、60歳以上の介護者が全体の半数以上を占めるなどの現状を紹介しました。
この実態をふまえ今大会の課題について▽人権、命、尊厳をしっかり深め合う▽障害者権利条約、基本合意をベースにしてみんなで制度の改革を推進していくことを主体的にとらえる▽実践や運営などの面でもきょうされん運動を発展させていく新しい節目をつくる―の3点を挙げました。
「差別のない世の中は」と題して、被差別部落出身であることを公にした、猿まわし芸人の村崎太郎さんが記念講演しました。
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