2010年10月28日(木)「しんぶん赤旗」

総務相は以前小沢流金集め批判

企業献金禁止へ直言を

参院委で井上議員


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(写真)質問する井上哲士議員=27日、参院倫理特別委

 日本共産党の井上哲士議員は27日の参院政治倫理・選挙制度特別委員会で、「政治とカネ」の問題で片山善博総務相の姿勢をただしました。

 片山氏は2010年1月30日号の『週刊ダイヤモンド』で、小沢一郎元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題に関連し、「資金管理団体の使命はあくまでも『資金』の管理である。『財布』に入るのはカネだけで、不動産など入る余地がないとわきまえるのが常識的」とのべ、(同団体は)「政治資金集めの域を超え、集金ビジネスと呼ぶほうが適切ではないか」と痛烈に批判。さらに同2月27日号では「民主党はこれにメスを入れようとせず、口をつぐんでしまった。そのことに多くの有権者は違和感を抱いている」と小沢問題に対する民主党の姿勢を批判しています。

 こうした発言を紹介した井上氏が「今もその姿勢は変わらないのか」とただしたのに対し、片山氏は「基本的には考え方は変わっていない」と答えました。

 井上氏は民主党がマニフェスト(政権公約)にも反して企業・団体献金の受け入れ再開を発表したことを批判し、企業・団体献金禁止を求めました。片山氏は「法律・制度を変えるということは国会議員のみなさんのお考え次第だ」とのべ、所管大臣として法改正について明言をさけました。井上氏は「国民の立場でさまざまな発言をしてきたことを生かして閣内などで直言すべきだ」と要望しました。





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