2010年10月29日(金)「しんぶん赤旗」
軍が「慰安婦」管理
元日本軍軍属が証言
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「戦時性的被害者はもう待てない。一刻も早い『慰安婦』問題の解決を」と28日、衆院第2議員会館内で、集会が開かれ、120人が参加しました。「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワークの主催。
松原勝さん(86)は1942年、第4海軍施設部軍属として配属されたトラック諸島で、朝鮮人「慰安婦」と出会いました。当時の海軍の印(2本の赤い波線)と海軍大佐の押印がある「南國寮出入證」を手にし、「部隊長の許可がなければ寮にはいることはできず、『慰安婦』の給与も軍の庶務係が計算していた。日本軍が『慰安婦』を管理していたのは紛れもない事実だった」とのべました。
「慰安婦」問題解決を支援してきた弁護士、ジャーナリストなどがフィリピン、中国、韓国の「慰安婦」の現状を報告。多数の「慰安婦」が亡くなり、存命者もほとんどが認知症や疾病で「真実を証言できない状況」になっていることをのべ、日本政府の早急な謝罪、補償を求めました。
日本共産党の紙智子参院議員をはじめ、民主、社民両党議員が激励あいさつ。吉川春子元参院議員も参加しました。