2010年11月18日(木)「しんぶん赤旗」
灯油価格安定へ指導を
東北6県の生協連 経産局に要請
原油が高値で推移し灯油の配達価格が上昇している中、東北6県の生活協同組合連合会は17日、東北経済産業局に対し適正な灯油価格と在庫安定を求める要請を行いました。
日本生協連北海道・東北地連と宮城県生協連、みやぎ生協、いわて生協の役員ら8人が要請に参加。東北経産局からは今野巧資源・燃料課長らが応対しました。
生協連の代表らは、円高にもかかわらず今年の灯油配達価格が1缶(18リットル)1400円台に上昇し、在庫も287万キロリットルと前年より32万キロリットル減少していることを指摘。(1)円高差益が仕切り価格に反映されるよう元売り各社への強力な指導(2)元売り各社が在庫削減などをテコに出荷規制、石油製品の便乗値上げをしないための監視強化(3)「福祉灯油」が実施されるよう国から県への助成―を求めました。
要請後、宮城県生協連の加藤房子常務理事は「市場も見ながら、今後灯油価格が急にはね上がることがあれば、元売りへの要請も考える」と話していました。
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