2010年11月19日(金)「しんぶん赤旗」
NTT派遣化強要裁判
就業規則提出求める
札幌地裁
「NTT派遣化強要裁判」の第3回口頭弁論が17日、札幌地裁(古久保正人裁判長)でおこなわれました。
NTT東日本―北海道はコールセンターで勤務していた700人の契約社員をNTT北海道テレマートの登録型派遣社員に転籍することを強要。女性3人が転籍強要の取り消しとNTT東日本―北海道の社員として地位確認を求めています。
古久保裁判長はNTT東日本―北海道に対し、「原告の身分喪失は、解雇なのか合意による退職か」と質問。同社側は、はっきりとした答弁をすることができず、黙り込む場面もありました。裁判長は同社に就業規則の提出を求めました。
長野順一弁護士は、「(同社は)納得して転籍したというが事実と違う。あちこちから不満が出ている」と主張。引き続き反論する構えを示しました。
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