2010年11月23日(火)「しんぶん赤旗」
大門議員資料「大変いい」
最賃引き上げ 菅首相が答弁
日本共産党の大門実紀史参院議員は22日の参院予算委員会で、最低賃金の引き上げが内需拡大につながり、経済の活性化につながることを示す資料を菅直人首相に提出したことを明らかにし、最賃引き上げに積極的に取り組むよう求めました。
菅首相は「大変いい資料をいただき、概略は読ませていただいた」とのべ、「最賃を上がりうる状況をつくることで経済が立ち直る(という)指摘は大変示唆に富んでいる」と答えました。
この問題では、大門議員が予算委員会(10月25日)で「最低賃金引き上げを、中小企業支援と合わせて内需拡大策としてとらえるべきだ」と質問。菅首相は「大変魅力的な提案」「経済効果について調べてほしい」とのべていました。
これを受けて大門氏は、最賃を800円に引き上げるとGDPを1・2兆円引き上げるなどさまざまな研究機関の試算などを提出していました。