2010年12月6日(月)「しんぶん赤旗」
TPP阻止へシンポ
紙氏やJA常務理事ら発言
仙台
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宮城県の日本共産党仙台東地区委員会主催のコメ・農業、食の安全とTPPを考える緊急シンポジウムが5日、仙台市若林区で開かれ、90人が参加しました。庄司あかり仙台市議候補の司会で、福島かずえ仙台市議団長がコーディネーターを務めました。
紙智子参院議員は、TPPをめぐる国会論戦で明らかになった点について報告。日本との2カ国間協議ですすまなかった貿易の自由化を、TPPに参加して一気に例外なしに関税をゼロにするものだと強調しました。
JA宮城中央会の佐藤純一常務理事は、米価下落が止まらない状況を紹介したうえで、TPPに反対して70万人を目標に署名運動を展開し、地元紙に意見広告も出し、15日にTPPに反対する1500人規模の県民集会を開いてデモ行進もすると発言しました。
宮城県生活協同組合連合会の加藤房子常務理事は、15日の「TPP交渉参加に反対し農林水産業と地域を守る宮城県民集会」に共済団体となっており、これから学習会を会員対象に企画していくとのべました。
会場から、「農業高校では、TPPに日本が参加するということは、農業はいらないということになるとささやかれている」「TPPでやられる前に、農家は生産意欲をなくしてしまっている。農協は政府に毅然(きぜん)とした態度を示してほしい」などの発言がありました。