2010年12月9日(木)「しんぶん赤旗」
平和へ外交力発揮の時
太平洋戦争開始69年 共産党が宣伝
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太平洋戦争開始69周年の8日、日本共産党中央委員会と党東京都委員会は、東京・JR新宿駅東口で街頭演説を行い、日本が侵略戦争を反省し、外交力を発揮すべきときだと訴えました。
田村智子参院議員は、臨時国会を振り返りながら、いまだに日本の侵略戦争による戦後補償が解決していないと指摘。空襲被害の補償を求めて、顔に大けがを負った90歳を超える人、両足が義足の人が国会で集会を開いたことを紹介し、「戦争に反対する者を弾圧し、国民に苦しみを与えたあの戦争が間違っていたとの立場を貫く政治が求められている」と述べました。
田村氏は、日本共産党が尖閣諸島問題をめぐる論戦でリードしたことを紹介し、憲法9条の力を朝鮮半島やアジアで発揮すべきときであり、平和の外交と事実と道理にもとづく新しい政治を実現したいと訴えました。
近藤なつ子新宿区議が司会を務め、沖縄出身の祖父母の戦争体験も交えながら、二度と戦争を起こさない誓いを広げていこうと呼びかけました。
気温10度のなか、演説を聞いていた会社員の男性(34)は「田村さんの言うとおり、二度と戦争をしちゃいけません。いま、政治も悪いし、経済も悪い。リストラされそうで大変です。共産党にがんばってほしい」と語りました。
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