2010年12月12日(日)「しんぶん赤旗」
孤立脱し交渉主導を
COP16 笠井氏、環境相に要請
【カンクン(メキシコ)=小林俊哉】気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)に出席している日本共産党の笠井亮衆院議員(党地球環境問題対策チーム責任者)は10日午後(日本時間11日朝)、松本龍環境相と懇談し、「くれぐれも日本が国際社会で孤立することなく、京都議定書議長国として地球温暖化対策の交渉をリードできる役割を果たすように」と要請しました。
笠井氏は、2年前に党欧州温暖化対策調査団団長として訪欧し、昨年のCOP15に参加した体験にも言及。先進国と途上国の「共通だが差異ある責任」の原則に基づき、先進国が率先して温室効果ガス削減を進めてこそ、新たな国際枠組みの実現を促すことができると述べ、京都議定書第2約束期間設定反対という政府の立場の転換を求めました。
松本環境相は、第2約束期間設定に反対する政府の立場を繰り返して述べました。
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