2010年12月28日(火)「しんぶん赤旗」
「証人喚問こそ必要」
民主党の役員会決定
市田書記局長が批判
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日本共産党の市田忠義書記局長は27日、国会内で記者会見し、民主党が役員会で小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会へ自ら出席しなければ次期通常国会開会前までに議決すると決めたことについて「何の意味もない決定であり、時間稼ぎ、その場しのぎと言われても仕方がない」と批判しました。
市田氏は、小沢氏の国会招致で一番の焦点は、国民の7〜8割が国会の場で政治資金疑惑について説明を求めている声に応えるかどうかだと指摘。菅直人首相や岡田克也幹事長が再三にわたり小沢氏に政倫審への出席を求めたものの、同氏は議決されても出席を拒否するとしていることを挙げ、「結局、国会で説明するということの保証にはならない」と強調しました。
その上で、「野党はそろって証人喚問を要求している。民主党が証人喚問の立場に立てば、強制力が働いて、本人がいやだといっても国会に出なければならなくなる。証人喚問が唯一の道だということが、いよいよはっきりしてきた」と述べました。