2010年12月29日(水)「しんぶん赤旗」

米軍異常行動に怒り

テント破壊など 住民ら防衛局に抗議

沖縄・東村


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(写真)沖縄防衛局(左側)に厳しく抗議する住民ら=28日、沖縄県嘉手納町

 米軍ヘリパッド(離着陸帯)建設に反対する住民を国が訴えて異例の裁判になっている沖縄県東村高江。国の早朝工事強行(22日)や米軍ヘリの夜間低空ホバリングで公道上の住民監視テント損壊(23日)などの異常事態に抗議しようと28日、住民らが沖縄県嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、真部朗局長に申し入れました。

 同問題で住民が防衛局長と交渉するのは初めて。住民らは、裁判所の話し合い勧告を無視した工事強行に厳しく抗議。早朝・深夜や年末・年始の工事について、「今、やることは考えていない」などの回答を引き出し、1月に再度局長交渉することになりました。

 米軍ヘリ事件では、米軍に「照会中」と繰り返すだけの同局に「国民の安全に責任がもてないなら、訓練中止は当たり前ではないか。基地提供者の責務果たせ」と迫りました。

 当初、防衛局が「局長の所在が分からない」などと不誠実な対応に終始したため、住民らは同局内で抗議の座り込み。赤嶺政賢、瑞慶覧長敏両衆院議員と糸数慶子、山内徳信両参院議員、前田政明氏らの県議、弁護士や支援団体・個人らが駆け付け、局内に「ガンバロー」の唱和が響きました。その後、実現した局長交渉は2時間近くに及びました。





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