2011年1月3日(月)「しんぶん赤旗」
「まずは温かいとん汁を」
新春炊き出し相談会
東京・東大和
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東京都東大和市内の公園で2日、新春炊き出し相談会が開かれました。ホームレスの男性が相談に訪れ、ボランティア相談員が生活保護制度の活用をアドバイスしました。「自立生活サポートセンター・もやいを支える東大和の会」(松本豊会長)が主催しました。
「さあどうぞ。まずは食べてから」と相談者には温かいお汁粉、とん汁がふるまわれました。
名古屋市で新聞販売店を営んでいたという男性(56)は経営難から廃業し、上京しましたが病気で再度、失業。路上生活は8年になります。本や雑誌の販売で収入があり食品と衣類を購入することはできますが、アパートの賃貸契約を結ぶために必要な蓄えはないといいます。「お酒を飲んで寒さをしのいでいますが、しんどい。血圧も上がるし、動けるうちに第二のスタートを切ろうと決意して来ました」と話します。
よくラジオを聴くというこの男性は「商売していたときお世話になっていたので、本当に困ったら共産党にとは思っていました。何にも解決しないで年を越しちゃった民主党政権には失望した」と語りました。
リヤカーに家財道具を積んで通りかかったホームレスの別の男性は突然、嘔吐(おうと)し、胃腸の不調を訴え、ボランティアに付き添われて救急車で搬送されました。
日本共産党の尾崎利一、西川洋一の両市議、森田真一市議予定候補、尾崎あや子北多摩北部地区都政相談室長が参加しました。
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