2011年1月22日(土)「しんぶん赤旗」
赤嶺氏らと懇談でJA宮崎中央会
TPP あらゆる分野に影響
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は21日、前屋敷えみ宮崎県議とともに宮崎市のJA宮崎中央会を訪問し、環太平洋連携協定(TPP)の問題を中心に懇談し、宮崎の農業などへの影響や今後の取り組みなどについて聞きました。
岩本正道県党農漁民部長、長尾和子宮崎市議らが同行し、JAの森敏郎農政部長が応対しました。
赤嶺議員は「口蹄(こうてい)疫の経験で農業がつぶれたらどんなことになるか分かった。TPPに参加すると影響は口蹄疫をはるかに上回ると言われている。現場の声をお聞きして国会の議論に届けたい」とあいさつし、25、26日に行う政府交渉でもTPP参加を見直すよう求めると語りました。
森部長は、「日本の農産物への関税はすでに低い状態だ」と強調。県によるTPP参加の際の、農産物への影響試算などのデータを示しながら、TPP交渉への参加は農産物の関税撤廃による影響にとどまらず、金融や保険、医療などあらゆる分野に影響を与えるものだと指摘しました。
宮崎では「TPPへの参加阻止とみやざきの食と暮らしを守る署名」を全国に先駆けて取り組んでいることを紹介し、TPPについて3月にもフォーラムを開きたい考えを明らかにしました。