2011年1月25日(火)「しんぶん赤旗」

鳥インフル 防疫懸命

宮崎 2例目発生の新富町


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(写真)宮崎市から新富町へかかる日向大橋(宮崎市側)に設置された消毒ポイント。消毒マットの上を通過させていた=24日、宮崎市

 宮崎県内で2例目の鳥インフルエンザが発生した新富町では、県が23日に設置した現地対策本部を中心に防疫作業がつづいています。

 現地対策本部のある新富町役場の資材置き場などでは、防護服などに身を包んだ職員が待機。向かい側にある農協関連の施設などでは、入り口にマットを敷き、石灰をまくなど消毒態勢を敷いていました。

 町内三(み)納(な)代(しろ)の、国道10号から発生農場方面へ向かう道の入り口には「鳥インフルエンザ防疫作業のため通行止」と書かれた看板が立てられていました。看板の先の道から出てきたトラックの運転手は「いってみたが、回り道で出されるだけだった」と語りました。

 新富町では、鳥インフルエンザが4年前にも発生しており、この時期を「発生しやすいシーズン」と警戒し、昨年11月から町広報での周知や養鶏農家などへの石灰の配布など対策をしてきました。

 町農業振興課では「早めに取り組んできたのにどうしてこんなことに」と落胆の色を隠せない様子でした。

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