2011年2月1日(火)「しんぶん赤旗」
証人喚問いよいよ必要
小沢元代表強制起訴で市田氏会見 民主は重く受けとめよ
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日本共産党の市田忠義書記局長は31日、国会内で記者会見し、民主党の小沢一郎元代表が政治資金規正法違反事件で強制起訴されたことについて、「民主党代表や幹事長を務めたこともある人物が起訴されたことは極めて重大なことであり、民主党としても本人としても重く受け止めるべきだ。一日も早い証人喚問を求める」と述べました。
市田氏は、「強制起訴によって国会での説明責任を免れることはできない。司法は司法の役割があり、国会は国会で真相究明と政治的道義的責任を明らかにする責務があることはいささかも変わるものではない。きちんと国会で証人喚問の処置をとるべきだ」と指摘しました。
市田氏は、小沢氏の国会招致は昨年から議論されていることであり、昨年の臨時国会で民主党の岡田克也幹事長自身が、「できるだけ早く国会の場で何らかの形で説明する必要がある」として、政治倫理審査会での弁明と証人喚問の2者しかないと述べていたことに言及。「小沢氏の政治倫理審査会への出席の見通しがまったくたっていないもとで、強制力のある証人喚問以外にないことがいよいよはっきりしてきた。一日も早い実施を求める」と述べました。