2011年2月1日(火)「しんぶん赤旗」
TPP阻止 3000人集会
栃木 JA・医師会・生協など主催
共産党・野村県議に拍手 民主議員にはヤジ
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環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加阻止栃木県民集会が31日、宇都宮市内のマロニエプラザで開かれました。「農業の危機」「TPP断固阻止」などと書かれたむしろ旗が林立した会場を約3000人の参加者が埋めました。
JA栃木中央会、栃木県医師会、栃木県生活協同組合連合会ら34団体でつくる実行委員会の主催です。JA栃木中央会の高橋一夫会長は、TPP交渉によって国内産業へ壊滅的な悪影響を及ぼす内容を指摘し、国の対応を厳しく批判。「阻止にむけた県民運動への契機にしよう」と呼びかけました。
参加者の決意表明がおこなわれ、酪農経営者が「交渉に参加したら生活できなくなる。牛の鳴き声が悲鳴に聞こえる」などと訴えました。阻止をめざす特別決議を確認しました。
日本共産党の野村せつ子県議は壇上で紹介され、両手を大きく広げて拍手に応えました。
来賓あいさつした民主党の山岡賢次衆院議員は「党内論議を深めて結論を出す」と述べ、TPP交渉への態度を明確にしなかったため、「何が言いたいのだ」「頑張ることが違っている」のヤジが飛び、拍手はありませんでした。