2011年2月10日(木)「しんぶん赤旗」
新燃岳噴火、党国会議員団が宮崎入り
降灰、露地野菜は全滅
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新燃岳(しんもえだけ)(宮崎・鹿児島両県境)の噴火と鳥インフルエンザの拡大で、甚大な被害が出ている宮崎県に9日、日本共産党国会議員団の調査団が入りました。
調査団は、霧島山・新燃岳噴火災害対策本部の赤嶺政賢責任者(衆院議員)、仁比聡平事務局長(前参院議員)と衆院災害対策特別委員の高橋ちづ子議員らで構成しています。
同日、降灰被害の激しい都城市、高原町に入り、首長や被災住民から状況や要望を聞き、「国会に届けるために全力を挙げたい」(赤嶺氏)と激励しました。
長峯誠・都城市長は、国道・県道などの幹線道路で降灰は一定除去できたものの、市道3200キロはこの1週間で10%程度しか除去できていないなど、対策がままならない実情を説明。農作物被害についても露地野菜は全滅し、ハウス栽培も降灰により、日光の透射率減少で収穫が半減するとの見通しを示し、「農家の一番の願いは、農作物被害の補填(ほてん)だ」と要望しました。
調査には、前屋敷えみ県議や党地方議員団が同行しました。