2011年2月15日(火)「しんぶん赤旗」
「TPPは日米同盟のため」
英誌が論評
英国の経済誌『エコノミスト』2月5日号は環太平洋連携協定(TPP)を「米国発の貿易ブロック」と評し、菅直人首相が日本の参加を進めようとしていることについて「日米同盟復活」のためだと論評しました。
同誌はTPPについて、「菅首相が米国発の貿易ブロックを好むのは日米同盟復活に向けた努力の一環だ」と述べました。
また、「菅首相は(TPP交渉に参加している)9カ国に、日本が参加するならすべてをテーブルに乗せると伝えた。言い換えれば、日本はコメ生産農家に対する特別な保護を求めないということだ」と解説しました。
「菅氏には影響力ある支援者がいる。日本経団連は強力な自民党陣営だったが、立場を変えた」として、財界や大手メディアがTPP参加を後押ししていることを伝えました。
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