2011年2月17日(木)「しんぶん赤旗」
核兵器禁止へ 声集めよう
日本原水協など、東京・上野公園で行動
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「一人ひとりの声と行動が世界を動かしています」。核兵器禁止条約の交渉開始を求める「核兵器全面禁止のアピール」国際署名が発表・開始された翌日の16日、署名を提唱した原水爆禁止日本協議会(日本原水協)と東京原水協、平和・民主団体は、東京・上野公園入り口で署名への協力を呼びかけました。三十数人が参加しました。
署名に賛同した著名人11氏の顔写真入りポスターを署名板に下げて、参加者が「核兵器をなくす署名です」と公園を訪れた人たちに声をかけると、女性が「私、(賛同した)瀬戸内寂聴さん(作家・僧侶)のファンなの」と駆け寄って署名。若い女性たちも、賛同者の元ちとせさん(歌手)の写真を見て署名するなど、1時間で256人が署名に応じました。
東京都中野区の男性(68)は、ポスターに登場した張本勲さん(日本プロ野球名球会)を見て、「自分も学生時代から野球をしていたから彼をよく知っている。こういう活動をしてくれてうれしい」と語りサイン。被爆者募金も寄せました。
署名した東京都清瀬市の男性は「核兵器は残虐な兵器。被爆国の日本政府が世界をリードして廃絶の声をあげてほしい」と話しました。
日本原水協の安井正和事務局長は、「国連の潘基文(パンギムン)事務総長も署名に賛同しました。世界は核兵器廃絶に向かって大きく動いています。その実現は、署名が求めている禁止条約を結ばせる以外にはありません」と訴えました。
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