2011年2月21日(月)「しんぶん赤旗」
全日本仏教会の会長・理事長
新国際署名 私も賛同
核兵器禁止の条約を
核兵器禁止条約の交渉開始を求める新しい国際署名に全日本仏教会の会長・理事長がそろって賛同しています。この署名は原水爆禁止日本協議会(日本原水協)が提唱しているもので、全国で署名活動がとりくまれています。
日本原水協が19日までにまとめた宗教者からの賛同は、32氏。全日本仏教会からは河野太通会長と有田恵宗理事長が賛同者に加わっています。河野氏は、臨済宗妙心寺派管長で、花園大学の学長をつとめました。有田氏は、曹洞宗前宗務総長です。
全日本仏教会のホームページによれば、同会に加盟している102の宗派・団体に所属する寺院は、全国寺院の9割を超えています。
両氏のほか、賛同のコメントを寄せた宗教者を紹介します。(敬称略)
宗教者から賛同コメント
人類共通の願い
奥田靖二(浅川金比羅神社宮司) 核兵器廃絶は人類共通の願いです。人間がつくりだしたものは人間の手で無くすことは可能です。世論を何倍にも広げて必ず武器なき地球実現を!
今即刻に行動を
平山武秀(日本基督教団牧師) 核兵器全面廃絶は人類にとって緊急の課題です。議論はあとにして今即刻に具体的な行動に移りましょう。
核兵器の廃絶へ
松田義賢(天台宗西光寺前住職) 核兵器の全面的廃絶と戦争のない世界を強く求めます。
争いない世界に
無着成恭(僧侶・住職) 国とか民族とか宗教とかちがう人々が武力で争うことをやめる世界をつくりだすことはできないのでしょうか?
平和な世界残す
矢野太一(天理教よろこび布教所) 今年74歳になりますが、まだ74歳です。子や孫の世代に核兵器も戦争も無い平和な世界を残すために生命のある限りがんばりたいと思います。
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