2011年2月24日(木)「しんぶん赤旗」
予算案の徹底審議を
穀田氏会見 小沢氏喚問も要求
日本共産党の穀田恵二国対委員長は23日の記者会見で、与党が28日にも衆院予算委員会で予算案の採決を求めていることについて、「審議はまだまだ不十分であり、これからだ。民主党の小沢一郎元代表の証人喚問や鳩山由紀夫前首相の参考人招致など野党が求める懸案事項も実現していない。これでおしまいというのでは許されない」とのべ、徹底審議を尽くすべきだと強調しました。
小沢氏の証人喚問に関して穀田氏は、与党が「予算案の採決までに実現するよう最大限努力する」との約束を守るべきだと強調しました。
さらに穀田氏は、菅首相が昨年から「最終責任者として私が判断する」といいながら国会招致を引き延ばしてきたが、小沢氏の疑惑にかかわる胆沢ダム談合疑惑を取り上げた日本共産党の笠井亮衆院議員の質問(21日・衆院予算委員会)に対し、大畠章宏国交相が疑惑の調査は「不十分」と認め、菅首相が「さらなる調査を指導していく」と答えたことを紹介。「自ら再調査をいいながら証人喚問にも応じないなど認められない。党内処分でケジメがついたなどといえない。小沢氏の疑惑解明の立場に立つのかどうか(菅首相の姿勢が)問われる」と強調しました。