2011年3月1日(火)「しんぶん赤旗」
主婦連、TPPに反対
「食卓に直結、重大な問題」
各地の消費者団体や個人が参加する主婦連合会(主婦連、山根香織会長)は28日までに、環太平洋連携協定(TPP)への参加に反対する意見表明をしました。主婦連は1948年の創立以来、「台所から政治を良くしよう」との思いで幅広い運動をしています。TPP反対運動の広がりとして注目されます。
意見表明では、TPPに参加した場合、日本の農業に深刻な打撃を与え食料自給率を急速に低下させ、「食卓に直結するとても重大な問題」とのべています。
2020年までに食料自給率を50%にまで引き上げる政府の方針と大きく矛盾すると指摘。「食の自給率向上は多くの消費者の要求です」「日本農業再生に向けた施策の実現こそ消費者目線にかなうもの」だと強調しています。
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