2011年3月1日(火)「しんぶん赤旗」

核廃絶へ 新署名広げよう

3・1ビキニデー 原水協が全国集会


写真

(写真)青年が登壇し運動前進の決意を固めあう日本原水協全国集会・全体集会=28日、静岡市

 静岡市で開かれている「3・1ビキニデー」は2日目の28日、日本原水協全国集会(原水爆禁止日本協議会主催)の全体集会と七つの分科会をおこないました。全国から1000人が参加しました。新しい国際署名運動「核兵器全面禁止のアピール」を、“地域ぐるみ”を合言葉に全国民的、世界的な運動に広げていこうと語りあいました。

 「No Nukes(核兵器はいらない)」「Abolish Now!(いますぐ廃絶を)」。全体集会で、壇上を埋めた青年たちと総立ちになった参加者が声をあわせて、こぶしを突き出しました。「新署名を105人から集めてきました」(北海道)、「昨年5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議のニューヨーク行動に参加して、私たちの活動が世界を動かしていると実感した」(大阪)と青年たちが元気に語ります。

 基調報告した安井正和事務局長は、核保有国に核兵器廃絶の意思があれば核兵器全面禁止条約の交渉開始はすぐにでも可能な情勢だとのべ、被爆国日本の私たちがイニシアチブを発揮し、行動を起こすことが大事だと強調。毎年10月の国連総会への署名提出をめざして行動を開始しようと呼びかけました。

 各地の原水協の代表が、新署名のとりくみを報告。「署名発表の日に、いつもの4倍の規模で宣伝」(埼玉)、「自治体関係者の賛同が全自治体の半数を超えた」(長野)、「県被爆者の会会長や県連合青年団長など9人が署名の呼びかけ人になった」(山口)と話しました。

 集会では、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の木戸季市事務局次長と日本共産党の田村智子参院議員が来賓あいさつしました。木戸氏は「日本被団協も新署名にとりくみます。被爆者が生きている間に核兵器のない世界を実現したい」とのべ、田村氏は「新署名を草の根から、思想・信条を超えた運動に発展させましょう」と訴えました。





■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp