2011年3月3日(木)「しんぶん赤旗」
JA千葉中央会会長
民主党を激しく批判
2日に千葉市で開かれたTPP(環太平洋連携協定)参加阻止県民集会の終了後、主催者のTPP交渉対策県連絡会議の林茂壽代表(JA千葉中央会会長)は記者会見し、TPPへの交渉参加を推進する民主党への不信感をあらわにしました。
林会長は、集会で民主党の金子健一衆院議員が「TPPへの性急な交渉参加に反対」と述べたことに対して、「あれを民主党の中で言えればと思う。その時その時で、詭弁(きべん)のように聞こえた。憤まんやるかたない。それが国会議員かと言いたい」と批判。「民主党に対する不信感はあるか」という質問に「大いにある」と語りました。
日本共産党の志位和夫委員長が来賓として参加するなど超党派の開催となったことについては「意図するところが同じであれば、すべての人にご支援をいただく。だれ一人拒むものではない」と述べました。
さらに「昔の経済界のドンは全産業を考えていた。今の経済界は自分のビジネスだけが良かればという感がある」と、TPPを推進する財界を批判しました。
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