2011年3月7日(月)「しんぶん赤旗」
政権行き詰まり象徴
NHK番組 外相献金問題で井上氏
日本共産党の井上哲士参院幹事長は6日のNHK番組「日曜討論」で、前原誠司外相が政治資金規正法で禁止されている外国人からの献金を受けていたことについて、「外国人からの献金は法律違反であり、故意ということになると、大臣はもとより国会議員としての資格・資質も問われる問題だ。徹底して事実の解明をし、国民に説明することをまず求めたい」と強調しました。
井上氏は、「菅政権の行き詰まりの象徴のような話だ。(民主党は)政権交代で政治を変えるといいながら、ちっとも変わっていないじゃないかという声が広がって支持率が低下している。『政治とカネ』の問題でも小沢さんの証人喚問を約束しながら、やられていないなかでこの問題が起きた」と批判しました。
他の野党からは「辞任すべき」の声が上がり、与党の国民新党からは「出処進退は本人が決めること」との意見が出ました。
民主党の輿石東参院議員会長は、「前原大臣の全体の事情、経過も明確になっていない時点でコメントすることは大変問題にもなると思う。引き続き前原大臣にはがんばっていただきたい。故意であったのかなかったのか、そういうことも精査をし、きちんと結論を出していかなければならない」と述べました。