2011年3月12日(土)「しんぶん赤旗」

菅首相も違法献金疑惑

「外国人とは知らなかった」


 菅直人首相の資金管理団体が政治資金規正法で禁止されている外国人とみられる知人から献金を受けていたことが11日、明らかになりました。菅首相は同日の参院決算委員会で献金を認めましたが、「外国人とは知らなかった」と答弁。「外国籍であることが確認されれば、全額返金したい」としました。外国人からの献金をめぐっては、前原誠司前外相が辞任したばかりです。

 政治資金収支報告書によると、首相の資金管理団体「草志会」は横浜市内の男性会社役員から2006年9月に100万円、09年3月に2万円、同8月に1万円、同11月に1万円の計104万円の献金を受けました。同日、朝日新聞が男性を在日韓国人と報じました。

 菅首相は参院決算委員会で「日本名の方で日本国籍と思っていた。外国籍とは承知していなかった。献金は事務所に確認したところいただいている」と述べ受領を認めました。

 献金者に関しては「私が仲人した知人から数年前に、不動産関係の仕事をしている人として紹介された」と説明。知人と男性との3人で釣りに出掛け、数回会食したこともあると親交を明らかにしました。民主党の藤谷光信氏への答弁。

真相究明が一番大事

市田書記局長が会見

 日本共産党の市田忠義書記局長は11日、菅直人首相の資金管理団体が外国人とみられる知人から献金をうけていた問題について、「何よりも菅総理が国民の前に事実を明らかにし、真相を究明していくことが一番大事だ」と述べました。党本部で記者団に問われ、答えました。





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