2011年5月12日(木)「しんぶん赤旗」
財源は…シール投票に反響
山形県大運動実行委アピール行動
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山形県の国民大運動実行委員会は11日、山形市内で「復興財源を理由に消費税増税をするな」とアピール行動をしました。
勝見忍事務局長がマイクを握り、福島原発事故の早期収束と原発依存のエネルギー政策の転換を強調。復興財源は消費税増税ではなく証券優遇税制、米軍への思いやり予算、政党助成金などをなくせば財源はあると話し、増税反対署名とシール投票への協力を呼びかけました。
シール投票は、復興財源にふさわしいのは何かを問い、▽法人税減税廃止▽証券優遇税制の延長中止▽米軍への思いやり予算廃止▽ムダな巨大開発事業中止▽政党助成金廃止▽高速道路無料化の中止▽子ども手当増額の中止―を選択項目にあげています。
60歳代の男性は、ほとんどの項目にシールを張り「当然だ、米軍への思いやりなんてとんでもない、思いやる相手が違う。政党助成金もだ」と怒りをあらわにしました。上山市から来た自営業の女性は、「大企業減税や証券優遇税制なんて知らなかった。不景気で収入が減っています。所得の少ない人に増税するのはおかしい」と話し、全ての項目に投票しました。
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