2011年5月15日(日)「しんぶん赤旗」
岡山の市町村原水協が訪問
全首長・議長が賛同
岡山では、「核兵器全面禁止のアピール」国際署名に県内市町村のすべての首長と議長が賛同しています。
岡山県原水協が県内キャラバンを3月15日から24日までおこない、27の全自治体を訪問しました。「国連がお墨付きの国際署名です」。各首長との懇談で、平井昭夫事務局長らが潘基文事務総長の賛同のメッセージを紹介すると、対話が弾みました。
平井氏によると、各首長からは「大変だが、誰かがやらないとならないことをやっていただき、感謝する」「長い間の苦労もあると思うが、気持ちの面で折れることなく頑張っていただきたい」との激励と同時に、「核兵器廃絶は世界の流れ」「できることは協力したい」との言葉がありました。
キャラバンは3月11日に起きた大震災直後で、原発事故が拡大するさなかにおこなわれました。どの自治体でも、原発事故が話題になりました。「『想定外』ということではだめだ」「原発事故で放射能の恐ろしさがわかったのではないか」などの意見が出ました。
キャラバンでは、原爆写真展など被爆の実相を伝える運動への協力も要請しました。総社市、瀬戸内市、備前市などでは、原爆展について「協力したい「応援したい」との答えがありました。
平井氏は、「全首長が賛同したことがまだまだ知られていない。市町村長も賛同した事実を知ってもらって、各自治体で『地域ぐるみ』になるように知恵を出してがんばりたい」と語っています。
■関連キーワード