2011年5月16日(月)「しんぶん赤旗」
原子力空母いらない
神奈川・横須賀でパレード
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米海軍横須賀基地のある神奈川県横須賀市で、米原子力空母ジョージ・ワシントン(GW、原子炉2基)はいらないと訴える市民団体「いらない!原子力空母」は15日、春のパレード「平和の花を咲かせよう!」を行い、約120人が参加しました。
参加者は、障子紙を染めて折ったバラの花を着け、色とりどりの風船やプラカードを手に行進しました。ビラを受け取った横須賀市の男性(80)は、「安全対策が十分でないから原発事故が起きた。他のエネルギーにかえてほしい。原子力空母も心配です」と話しました。
パレード前の集会で、実行委員長の後藤恵子さんは、大震災、原発事故を受け、「原子力空母、放射能がどれだけおそろしいことか、身をもって考えさせられた」とあいさつ。花で戦争を止めるという童話を子どもの時に読んだことにふれ、一人ひとりが平和の花となろうと呼びかけました。
呉東正彦弁護士は、少なくとも原子力空母の安全検証作業を行い、市民に情報公開をするべきだと指摘。23日ごろには、GWの定期整備で発生した放射性廃棄物が搬出されようとしているとして、取り組みを強めるよう訴えました。
日本共産党から、ねぎしかずこ、大村洋子両市議、畑野君枝県副委員長が参加しました。
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