2011年5月24日(火)「しんぶん赤旗」
被爆者の願い逆なで
広島 米の新核実験に抗議
広島県原水協(大森正信筆頭代表理事)と県被団協(金子一士理事長)は23日、アメリカが核実験をしたことに抗議し、広島市中区の平和記念公園で座り込みをしました。
アメリカが昨年11月と今年3月、新型の核実験をしたと報道されたもので、46人が参加しました。参加者は、オバマ大統領が核開発計画を放棄して核兵器廃絶のために積極的なイニシアチブを発揮するよう求める抗議文を採択しました。
県原水協の高橋信雄代表理事は「オバマ大統領が核兵器のない世界のために行動すると宣言したことに矛盾する。広島の被爆者の願いを逆なでする行為だ」とあいさつ。
県被団協の吉岡幸雄副理事長は「被爆者は今なお放射線で体をむしばまれ続け、殺されているのが実態だ。われわれの体験を広島から発信し、核実験をやめさせる」と訴えました。
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