2011年6月5日(日)「しんぶん赤旗」
2011 国民平和大行進 被災の東北入り
北海道―東京コース
新署名広げよう
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「核兵器のない世界」をめざして、北海道の礼文島から歩きはじめた「2011年国民平和大行進」(北海道―東京コース)は4日、青森県入りしました。下北半島の中心市・むつ市内で行われた出発式には、25人が参加しました。8月の原水爆禁止世界大会運営委員会代表の一人、高草木博氏とアメリカ・カリフォルニア州から来日したクレイグ・マツザキ氏も参加しました。
主催者を代表して、あいさつした、むつ原水協の吉田麟(あきら)事務局長は、「核兵器を世界からなくすため、新しい国際署名をおおいに集めましょう」と呼びかけました。
高草木氏は、核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた昨年のニューヨーク行動の成果にたって活動をすすめよう、と強調。各国に核兵器禁止条約の交渉開始を求める「新しい国際署名」は潘基文(パンギムン)国連事務総長からも賛同を得ていることを紹介しながら、「署名活動に特別の力を出しましょう」と訴えました。
クレイグ氏は、「3カ月滞在して世界大会に参加します」と自己紹介。「アメリカでも大震災に見舞われた東北のことを心配している。東北が元気で、平和の運動が強いということをアメリカに帰って知らせたい」とのべると、大きな拍手が送られました。
参加者は、むつ市内を平和行進。核兵器全面禁止とともに、東日本大震災・東電福島原発事故の被災者支援や、自然エネルギーへの転換も訴えました。