2011年6月7日(火)「しんぶん赤旗」
「減税日本」市議辞職
公約反し費用弁償うける
私的流用も
名古屋
名古屋市議会の最大会派「減税日本」前団長の則竹勅仁市議は6日、選挙公約に反して費用弁償を受け取っていた責任をとるとして辞職しました。
則竹氏は、本会議などに出席した市議に交通費などとして市から支払われる費用弁償の受け取りを拒否すると公約していました。しかし、実際には7年分で約536万円を受け取り、一部を私的に使っていたことが発覚、2日に団長を辞任しました。
減税日本代表の河村たかし市長は則竹氏の辞職について6日の記者会見で「残念なことだ。申し訳ない」と陳謝しました。
河村市長に説明責任
日本共産党のわしの恵子市議団長の話
則竹氏は、選挙のときに「費用弁償の受け取りを拒否してきた」と訴えて当選したのに、その選挙で使っていました。政務調査費についても、調査のための人件費を身内の企業に支出していました。これらは有権者に対する裏切りですし、責任を取るには辞職しかないと思います。則竹氏が団長を務めていた「減税日本」の代表は河村たかし市長です。市長としても、なぜこうなったのか、有権者に経緯や理由を広く説明する責任があるのではないでしょうか。