2011年7月14日(木)「しんぶん赤旗」

海外から22カ国83人

原水爆禁止世界大会実行委が会見

国際会議 来月3〜5日 世界大会広島 5・6日 世界大会長崎 7〜9日


 原水爆禁止世界大会実行委員会は13日、東京都内で記者会見し、8月に被爆地の広島、長崎で開く原水爆禁止2011年世界大会の日程や参加予定の海外代表を発表しました。

 ことしの世界大会は、国際会議が8月3日から5日まで、世界大会・広島が5、6の両日、いずれも広島市内で開かれます。世界大会・長崎は7日から9日まで長崎市内で開かれます。

 海外からは22カ国・83人が参加を予定しています(招聘(しょうへい)中を含む)。政府・国際機関の代表をはじめ、世界の反核平和運動を担うNGO(非政府組織)の代表がそろい、核兵器廃絶に向けて、核不拡散条約(NPT)再検討会議(昨年5月)の成果の実行をどう迫るかを議論します。

 また、福島原発事故をうけ、海外からも核実験や核工場の被害者らが参加し、被爆者や核被害者の援護、放射能被害の根絶について討論します。

 会見で、実行委員会の高草木博運営委員会代表(日本原水協代表理事)は、世界大会の焦点について語りました。2015年NPT再検討会議の準備委員会が来年5月に開かれることを展望し、核兵器禁止条約の交渉開始を太い軸として国際的にどう圧力をかけていくかをしっかりと議論したい、と強調。2月に始まった「核兵器全面禁止のアピール」国際署名を世界大会に持ち寄り、核兵器廃絶を願う日本国民の意思を表す場を設けたいとのべました。





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